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「良かったねぇマサミ君、お母さん見つかって・・・・・・無事に済めばいいけど」
ここ丸二日間徹夜で、憔悴しきった顔のアシスタント君はのたまう。
多分大丈夫でしょうよと、俺はスクリーンから目を離さずに答えた。
「てか、名前で呼ばねぇでくだせぇよ、女子みたいでイヤなんで」
「何でぇ? いい名前じゃないの、真実と書いてマサミってさぁ~」
猫のごとく伸びとアクビを同時にしながらアシ君は言う、親父も見張り番も居ねぇから、鬼の居ぬ間の休憩にしてダベりたい様子だ。
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