運命の糸 弐

結婚

ここは神聖なる場所。。。

太閤様ご存命時代より建立されし場所。。。

老若男女問わず誰しもが訪れしお寺で。。。

本日、、、、、　　　結婚と相成りました。。。

ここは和室。。。

そのお寺の隣に建てられしホテルの和室。。。

私は雛壇にちょこんと白無垢姿で待っていた。。
文金高島田を被って。。。お澄まししながら。。

両サイドには祝い袴の人達。和服を魅せる人達が鎮座してる。右側は新郎側の家族と親戚　　
左側に鎮座しているのは私の家族と親戚
神妙な顔をして。。待っている。。今か今かと。。。　　
新郎を。。。

新郎の父　杜若源士郎　丹精なお顔立ちと品のある立ち居振る舞いに貫禄の圧。それらが入り交じる感がとてもパない。。

「　つーか！光一郎は？？どうしちゃった？」

その圧がパない人柄から発せらた言葉に。。
笑いそうになってしまった。。。
（　なるほど～。。。ボイコット？？　　　　
　　いやいや　ナイナイ。。　いや？有りそう。。）

まだ会った事が無いけど。。。
どーせなら、来なくてよくね？くらいに思い始めていた。
私は、先日。。。　一つの大切な恋を終わらせた。
悩んだ。私だって悩んだんだ。。
悩んだ挙げ句に今日を選んだ。。
失敗したああああああああああああああ！！

父親担当秘書：高槻庄司
「　お待ちいただきまして！！若様ご到着に
ございます〜。。」

飄々となんの悪びれも無く現れた。。。
始めて会った。。。　　瞬間。。。　の　

光一郎
「　ごめん　ごめん　今日だったよね。。わり。」
光一郎は、チラッと綾野を見て新郎の座るべき場所に胡座をかいた。

私は目がテン。。と同時に。。。

往年の、アイドル。。カリスマ級。。。
百恵ちゃんの　　　ワードが降臨。。

ちょっと　待って！　
プレイバック♪♪　　プレイバック♪♪

今の　　ワードが　プレイバック？！

。。。。。ごめん　ごめん　　今日だったょね。。。。。

　　　　　　　　わり。。。　　　　　って？？

私の脳内で木霊していた。。。ボワンボワンと。。

　　　　　びっくり(・・;)しました！！