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魔力
これからも私は下働きとして、世の中のモブとして生きていかないといけないのだろうか。私の中は不安でいっぱいだ。せめてこの体に魔力があればどうにか…。
もちろん私の本体の体には魔力なんてなかった。けれど、自分で何もしなくてもいいから魔力がなくても困らなかった。一体どうしたら…
「あの、あなた、魔力の調べ方知らない?」
「あのさ、私ティナの先輩よ。わかってるの?今日変よ。で、魔力はあっちの塔にいったら分かるはずよ。」
あっちの塔は確か専属魔法使いがいたはずだ。そこで調べてもらうのはちょっと嫌だ。部屋は汚くていつも薬のにおいが漂っているとか。私は一度も行くことはない場所だと思っていたのに。
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