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露わになる紺色のショーツ。
濡れているところをツンツンと突いて「ああ、こんなにして…キスが好きなのはどっちですか?」なんて低い声を響かせる。
再び深く口付けられて、やめてと蹴飛ばしてやりたいのに、こんな時でも丁寧で、私を気持ちよくさせようというのが伝わる優しい手に快感が優ってしまう。
先にショーツを撫でたきり、決定的なところを避けて、太ももや周辺をくすぐるように這う手に高まる期待。
焦ったくて、きゅんきゅん切なく下腹部が疼く。
「…秋月さん、いやなんじゃないんすか?」
「…嫌、…や、やめてよ…」
涙目で答えた声は言葉の意味とは裏腹に…ひどく女の声で恥ずかしかった。
「ふっ、本気で嫌なら俺の舌噛み切ってでも逃げなきゃ…だろ?」
「…」
「それとも、俺が悪者になるの…待ってるのかなぁ?」
「…っ、」
ゾクっとするほど色気のある瞳に晒されて、私の理性が音を立てて崩れた。
「あの、神代くん…、」
ゴクリと唾を飲んだ私が口を開いた刹那、
「なーんて、…」
「っ、」
「…ダメですよね?社会人として、職場でこんないけない事。」
「な、…っ!」
突然、梯子を外す彼は…本当に、
ほんとーーに!
…性格が悪い!!
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