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ギシッ…
音を立てて私をベッドに下ろすと、流れるように押し倒す。
ちゅ、っと首筋に触れる口づけ。くすぐったくて身を顰めた。
「聖奈さん、途中で止めたりとかできないからね?全部俺のものにする。」
「…、」
「嫌なら5秒以内に拒否って」
至近距離で見つめられ、濡れた瞳に映る劣情に…私はそっと目を逸らす。
「5、4、3…」
カウントダウンと共に近づいてくる顔。
その声より遥かに速い速度で私の心臓が脈を打って、
「2、1…」
声が途絶えた瞬間、服の中にするりと大きな手が滑り込んだ。
「覚悟してくださいね、もう制御効かないんで。」
「…っ、ん、ぁ」
低い声が耳に響いてすぐ。
指先で与えられた刺激に私の口から溢れた甘い声は、期待にまみれていて心底恥ずかしかった。
片手で下着を外されて、キスだけで既に敏感になってしまっている胸先をキュッと摘まれる。
舌を絡ませたまま、突かれ、捏ねられ、引っ掻かれ。
与えられる刺激に必要以上に体が反応してしまうのが恥ずかしすぎる。
「…っ、ぅあ、」
「声かわい。胸、好きなの?」
「…別に、そんなんじゃない…けど、」
「ふーん、じゃあ…俺にされんのが好きなんだ?」
「は?!」
自信満々で笑った神代くん。
違うし!って反論しようとしたけど、その顔があまりに格好良くて一瞬固まる。
でもその間にペラッと簡単に私の服を捲り上げた彼は、「もっと、気持ちよくしてあげるね」なんて意地悪に笑って、柔らかい場所に舌を這わせた。
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