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「っ、…ふぁ、」
「ん、イッた?…かわい。」
ビクン、と腰を跳ね上げて、ベッドに力なく体を預けた私を優しく抱きしめる神代くん。
眠気を誘うほど心地よいキス。腕枕をしてくれる左腕は果てしなく優しい。
それなのに…
ついさっき私を果てさせた右手はすぐにイタズラに動き出し、グズグズに溢れ出す蜜の中に入り込む。
「…っ、神代、く…っ、今…ダメ、」
「ごめんね、待てのできない男なんで。」
「ん、やぁ、っ…」
「せっま。…こんなんじゃ俺の入んないよ?もうちょっとほぐそうね。」
「え、…エロい言い回し…すんな!」
「ふっ、実際エロいからねぇ、聖奈さんが」
耳元に吹き込まれる言葉がやけに艶っぽくて、媚薬みたいに感度を上げる。
中でうごめく指が気持ちいいところを撫でて、グチュ、グプ…っと、部屋に響く卑猥な音。
声を我慢することもできず、神代くんの厚い胸板に顔を伏せながら声を上げていれば、「…聖奈さん、気持ちいいの?」なんて…意地悪すぎる問いかけをされて。
見れば分かるだろう、と…唇を噛んで神代くんを睨むと「その目、ゾクゾクする」と楽しげな顔。
この変態が、と心の中で呟くが、そんなサドスティックな表情にドキッとしてしまう私も私で…人のこと言える立場ではない。
私の頭の下に置いていた左腕を抜いて、再び私の上に跨った彼は、
「もっともっと…俺に溺れてよ。」
「…っ、ちょ…そんな、同時に…、ダメ…っああ、」
「ふふ、ダメな聖奈さん。見せてください。」
「…や、ああっ、」
胸先を舐めながら、自分でも知らなかった気持ちいい場所をピンポイントで攻められて…
私が再び絶頂を到達するのは…あっという間のことだった。
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