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挿れただけでこんなに気持ちいいなんて…知らない。
こういう行為に対して割と淡白だと思っていた私が、こんなに続きを求めるなんて…知らない。
恥や見栄なんて全て吹き飛んで、目の前の神代くんから与えられる快楽だけを求めて身を捩る。
自分がこんなに卑しい女だなんて、知らなかったんだ。
一度腰を引いて、私から出て行く彼。
その摩擦も気持ちよくて、またビクビクと腰が震えてしまう。
生理的に滲んだ涙を指で拭った神代くんに「痛い?」と心配そうに聞かれて、フルフルと顔を横に振る。
「…気持ち、良すぎて…おかしくなりそう。」
「…は、何それ。」
「…ふ、ああ…っ、」
「可愛すぎて、こっちがおかしくなる。」
奥まで一気に突かれて、目の前がチカチカした。
私を抱きしめながら律動的に与えられる刺激に訳もわからず声を漏らした。
まだ夜にもならないこんな時間から…頭おかしいのに、そんなこと全部忘れるほどに行為に没頭して。
両手を繋がれて、上から見下ろしてくる神代くんの甘い甘い瞳。
堪らなく胸が苦しくなって、「キス、したい…」なんて、柄にもなくこちらからせがんだりもした。
「ああ、もう…エッチな聖奈さん世界一可愛い」
「…っあ、ん、…う、るさ…」
「もっと見せて?…見たことない聖奈さん。俺に全部」
「…あ、…やっああ、…ふ、んん」
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