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深く口付けられて、籠る声。
同時に膝の裏に手を差し込まれ、そのままベッドに縫い付けられて…これまで以上に私と彼が深く深く繋がった。
「…っ、あ、これ…無理、っあ」
「ん、俺も無理。聖奈さんの中…良すぎます。」
「…や、…はあ…」
いつも余裕そうな彼の苦しそうな顔が愛おしいし、格好いい。
すぐそこまで来ている絶頂の予感。
ぎゅーぎゅーとこんな時にも苦しくなってしまう心臓が、私の思考を低下させて。
「か、神…しろ、くん」
「…ん、」
「は…最後は、抱きしめながら…が、いい…」
「…っ、そんなこと言われたら、イッちゃうでしょ、言われなくても、そのつもりです…」
私を抱きしめて、速度を上げて腰を打ちつける神代くん。
腕いっぱいの彼の温もりに安心して。頂上に向けて凄い勢いで階段を駆け上る。
「…あ、…はぁ、っ」
「…っ、」
ひとつの体になったみたいに、同時に跳ねた二人の体。
「…大好きです、聖奈さん」
私を抱きすくめて伝えられた純粋すぎるその言葉に…
思わず「私も」って答えそうになった。
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