70人が本棚に入れています
本棚に追加
/8ページ
三章. 前前前夜 〜計画〜
「どう?間に合いそう?」
帰り間際に、沙織さんが寄って来た。
絶好のタイミング。
「今夜と、月曜日で何とか」
「いよいよね〜楽しみ!」
やはりいい笑顔だ。
「あの…明日の日曜日は空いてますか?」
「うん!午後からなら大丈夫。丁度見たい映画が始まったんだ〜♪」
「じゃあ、いつもの駐車場で」
「分かった!あんまり無理しちゃダメよ」
ポンッと肩を叩いて、帰って行く彼女。
よしッ!と心で呟く僕。
結局23:00。
今夜はコンビニも道も、悩むことはない。
Let's go straight!
トンネルを抜けて、まっしぐらに帰宅した。
二人で映画。
いいムードの余韻に浸りながら、明日こそは!
告白への計画実行あるのみ。
最初のコメントを投稿しよう!