005 Goddess at twelve o'clock

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005 Goddess at twelve o'clock

「おーい東悟君。量子コンピューターのTOKIが、壊れたぞ」 俺、後藤俊哉は、自分の研究室に部下である、東悟時実を呼び出した。  「はい、はーい、どうかしたのですか? 後藤所長」 どこかで、作業をしていたらしく、少し、不機嫌気味に東悟時実は、俺の元にやって来る。 東悟時実は、眼鏡をかけた比較的おとなしい印象の女性である。 しかし、この研究への熱意は凄まじく、自分から残業を進んで行う人間だ。 ところで、この研究は、人類を、救うための偉大な研究である。 なぜならば、すでに人口は100億人を突破しており、火星やその他の惑星に、人類は移住したが、限界を迎えつつあった。 そこで、別の異世界に移住するための研究が、世界各地で行われているのである。  
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