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極道一家 白塚組。
地域に根ざした組織で、知と武を兼ね備えている。
そして、この組を治める長は。
「おはようございます、皆さん」
「おはようございます!組長!」
白塚組3代目組長 白塚珠葵。
白塚組初の女組長だ。
黒髪のショートヘアに、父親にそっくりのイケメン顔は、女も男も惚れてしまう程の美しさ。
「今日は、何かありますか?」
「組長、本日、蓮王会の楓様が訪問、それから新しく提携したいという企業が3件ほどあります」
隣で話すのは、組長補佐の女性。
門納谷芹那。以前、珠葵の専属侍女として仕えていた。珠葵の組長就任と共に、補佐として就任する。
「訪問、何時から?」
「午後になっています。時間ずらしますか?」
「そうだね。午後3時頃に来て頂こうかしら。伝えといてもらっても?」
「はい。お伝えしておきます」
「あとは、黒崎さん。本日の予定は、どうされます?」
白塚組幹部組員 黒崎狼八。
眼鏡をかけ直して、目の前にある資料を見る。
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