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白塚組別邸。
サーと花に水やりをする少年2人。
「綺麗だね」
「絢世さんが、育てているんだって」
荒木雅也と富永秀次。
今年、春から高校生になったばかり。
2人は、昔からの友人。
両親が、離婚、借金抱えての蒸発するなどして捨てられた。
路地裏で座り込んでいるところを鷹嶺に助けられる。それ以来、白塚組に住んでいる。
「これでよしっ」
「あと、掃除するところあるかな?」
歩くと、ドアが開いていた。
外に出る訳でもなく。
別の家の敷地だった。
「ここ、どこだ?」
「もしかして、本邸ってところじゃない?」
「ヤバくない?」
普段、別邸に住む雅也たちは、白塚絢世から「本邸には、行くな」と言われている。
意味は特にないが、行くなと言われるだけ。
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