第10話 黒狐

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どうなってんだ?そういえば、上は、侵入者がいたと言ってたな。クソッ! 「!?」 目の前に、黒い狐の仮面を被った人が立っていた。 誰だ?全然、気づかなかった。 「浴矢会の会長さん?」 「そうだが…お前は誰だ?」 「口の利き方には、気をつけなさいな」 パァン!! 「!」 突然、鳴り響く銃声。 「お、おい…今の…」 「どこからだ?」 「地下室じゃないか?」 「待て、あそこには会長が!」 構成員たちは、慌てふためく。 地下室か。 あそこに、監禁されている可能性が高い。 どっちが撃ったんだ? 「どうします?」 「地下室にいるって言ってたな。んじゃ、ここに用はねぇ。地下室行くぞ!」 「はい」
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