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「抱かれてんじゃねーよ」
「んぅ…すまない…」
また秘孔に舌を這わされていて、吐息混じりに謝る。解し終わったのか秘孔にチュッと口付けられ、それが合図と言わんばかりにまた俺は淫茎に跨って腰を下ろしてゆく。
あの男とでは得られなかった幸福感と快楽で満たされてゆく。噛まれるなら…孕まされるなら雪那が良い。俺も…俺も雪那を
「愛してる。他の者に渡したくなんかない…」
「おいで」
手を広げられ、体を合わせれば片手で腰を抱きしめられもう片手で頭を抑えながらキスをされる。貪るような荒々しいキスをされ、俺は気持ち良くて動ける範囲で動いてしまう。
雪那の気が済むまで俺は動き続け、腹が裂けそうなほどぽってり膨らんでいて雪那はぐったりしながら愛おしそうに腹を撫でてくる。
「も、終わる…か?」
「俺の子…孕んでくれればいいのに」
トロ顔で見下ろしていればポツリと呟かれた。産んでやりたい…と、思ったところでαがΩになった前例なんて殆ど無い。だがしかし、この島にもβからΩになった者がいるのだしありえないことではないかもしれない。
だがそれはβがΩなる物で、優勢遺伝子のαが劣等遺伝子と呼ばれるΩになる事とは全く異なる物だ。相手を孕ませる為の遺伝子から孕まされる遺伝子になるのは体が真逆の存在になるという事で、体への負荷が凄いと聞く。
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