愛し愛され生きていく

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次の日から雪那は恭也に会いたいというので会わせてやれば、毎日こそこそ一緒にどこかへ向かっている様子。どこへ行っているのか聞いても答えてくれず、恭也も教えてくれない。 夜も体を重ねたくて誘ってみたが、疲れてるからと断られてしまった。まぁやりたいことができたのはいい事だ!俺が我慢すれば済む話しだしな! そんな日が続いたある日の昼、食欲が湧かないことに気がついた。いつもなら何があっても腹は減ったのに、今は何も食べる気がしない。が、食べないのも良くないと思いなんとか診療所で作ってきた弁当を食べた。 だが体が受け付けなかったのか気持ち悪くなり、トイレに駆け込んで全て吐き出してしまう。こんなこと初めてで、弁当に何か不備があったとも思えないので軽いストレスかなと思った。いや、ストレスを感じているわけじゃないが、他に思い当たるものがない。 「うぅ…なんだろうか…」 体中がだるく痛みを感じる。下腹部も違和感を感じていたが、出産間近の楓に往診に行かせるわけにもいかず準備をして向った。 しかし歩いている際、思考回路がうまく回らなくなってきた。体が熱く胸が苦しい…往診に向かった家で少し休ませてもらっていたものの、体の異常は収まらなかった。
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