愛し愛され生きていく

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楓に他の家で住む旨を伝えれば少し淋しそうだったが、俺を気にせず営みに専念できるだろう!次の日には家の中用の車椅子を購入してきて、雪那に座ってもらった。 手摺などを購入して来て風呂に付けたりトイレにつけたりしていれば、楓からどこどこの家に行ってほしいと連絡が来たりするので往診に向かっては帰って家の中ではバリアフリー化を頑張ってゆく。 一週間ほどでなんとか形になり、ベッドも購入して来てやっと完成した感じだな。雪那がベッドで寝てその隣に俺は布団を敷いて眠る感じだ。 しばらく一緒に過ごしていたある日の夜中、何かが動く気配を感じて目を開ければ雪那が車椅子に乗ってどこかへ向かおうとしていた。 「トイレか?」 「っ…!?」 ガバッと起き上がればとても驚かれた。しばらくお互い無言が続き、俺は理解をしてまた布団に戻った。 「なぁ…」 「なんだろう」 「色々手伝うって言ったよな…?」 「どうした!押していってほしいのか?」 起き上がってみたが、雪那はベッドへ戻りベッドの縁に座った。しばらく見ていたがハッとして近づいて足を広げさせて間に座る。 目の前にはズボンをきつそうに押し上げている物があり、それを取り出せば綺麗で儚げな見た目とは違う凶暴そうなソレが現れた。
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