未来★「近未来」を表現することは難しくなった

1/1
前へ
/1ページ
次へ
 未来を考えるとき「Society 5.0」を意識する。  内閣府によると「サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムによって開かれる」と解説している。  インターネットを、情報を得るために使うだけではなく、日常生活に深く根差した関わり方をすることである。  さまざまな構想が具体的に示されている。  すでにかなり普及してきている、スマートスピーカーもその一つだった。  他にも自動運転車など近々実現する技術もある。  SF小説を書くときに「近未来」を表現することが難しくなってきていると思う。  技術が加速度的に進歩しているので、人間の想像力が追いつかなくなっているのではないだろうか。  未来を描こうとするとき、中世のような雰囲気を織り交ぜるストーリーが多く見られるようになった。  未来のイメージが描きにくくなった証拠である。  ただ単にメカニカルだったりするだけではリアリティを感じない。  それよりも、人間の肉体のような有機的な形に沿ったデザインとか、有機物を連想させる構造の方が未来的な感じがする。  すでに「Society 5.0」で未来を語ることが難しくなり、人間の幸せとテクノロジーの関係を深く認識してイメージを広げていかなくてはならない。 904210e9-3302-46c0-99eb-cdf310b13ddc
/1ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加