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い第九話「ツイッターは何文字までつぶやけますか?」
田中「先輩。ツイッターは何文字までつぶやけますか?」
福田「140文字に決まっている。が、ううむ、がしかし、すでに、時、遅しか……」
田中「??質問と回答が、ちぐはぐなのですが……」
福田「いやなっ、実は、ツイッターのおかげで人類のほとんどが140文字までしか読み書き出来なくなっている」
田中「???」
福田「そうだ!お前だ!お前が人類を助けるのだ!」
田中「僕が人類を?」
福田「お前はまだまだツイッター初心者だ。もしかすれば、お前が人類の救世主になるかもしれん」
田中「救世主???」
…………
福田「では、さっそく、これを読め。140文字以上あるぞ!!」
田中「はい。…………。むかしむかし、あると……川に洗濯……ああ、130字ぐらいで、頭がクラクラしてきました」
福田「頑張れ、最後まで戦い抜くのだ!」
田中「は、はい。138・139。ああ、なんとか140字まで読むことが出来ました」
福田「それ以上は無理か?」
田中「もう、脳みそが破裂しそうです。」
福田「では、これでどうだ?」
(注・141文字目に♡の絵文字)
田中「はっはっ ハートです」
福田「やったじゃないか!ついに140文字を超えたではないか!人類の進歩と調和の始まりだ」
田中「……はあはあゼイゼイ」」
福田「思ったとおり絵文字だと読みやすかったようだな。では、更に記録更新だ」
田中「もう、許してください。頭が割れそうです」
福田「いいや、このままでは小学校の国語の教科書まで一ページ140字までになると言う噂もある。そうなると、木で出来た紙で出来た教科書はほとんどが余白となり無駄になる。それはいわゆる森林破壊だ。さあ、続きを読め!緑の地球を守るのだ!!」
田中「がっ頑張って続きを読みます!」
福田「よっしゃー」
💗「ああ、そんなに強く、抱きしめないで……」
田中「何ですか?これ??」
福田「おお、これで一気に161文字まで更新だ!次、進め!」」
💗「その前にシャワーをあびさせて。お願い!ダメなの!じゃ……」
田中「先輩、僕、脳が急に覚醒したようです」
福田「確かにすごいぞ!170文字まで行ったぞ」
💗「そう言うと、女教師の熟女メグミは豊満な胸を左右にぷるぷると……」
田中「うわー、先輩、僕、どんどん続きが読めます」
福田「わはは、やはり俺が見込んだとおり、お前は人類の歴史を変える器だ」
💗「ぷるぷると震わせると、ノースリーブの腋から甘く濃厚な香りが漏れ始めた」
…ゴクッ(これは田中が唾をのむ音)
💗「それは教壇に立つ中学英語教師の清純な姿とは思えない。そこに居るのは紛れもなく、女獣と化したメグミであった。ああ……」
福田「おお、長文を読んだな!」
田中「先輩!もっと読みます。僕は人類の愛と青春の旅立ちのために読み続けます」
💗「ああ、我慢が出来ない。メグミは切ないため息を漏らしながら眼鏡を取り、ハイヒールを脱ぎ、そして……」
田中「そして……ありゃ……続きがありません」
福田「はいはーい、実験成功。以上おわり」
田中「いやいや、そのあのこのその、続き、続きが読みたいです」
福田「だーめ、おーしまい。昼休み終了」
田中「だから、ハイヒールを脱いで、それから、あのそのあの、続き、続きが…………」
おまけ(これはいやらし過ぎるので読まさなかった)
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