スマホ没収前夜

ありがとうございました／ふたりのその後

（写真：チョコラテ様）

最後までお読み頂き誠にありがとうございました。

一つ書いておきたいことは私はスマホが嫌いなわけではないです。この作品もスマホで書きました😄

書く上で難しかったのは、使いたい表現があってもその言葉は実花梨は知らないだろうなと思うと使えず、他の表現にする必要があったことです。

実花梨は大学に進学し高校の国語教諭になります。生徒達が楽しく学べるように授業を工夫したり、担任となったクラスではかつての自分と同じように勉強が嫌いな生徒に勉強の楽しさを教えようと奮闘します。

大雅と結婚し、二男一女をもうけます。息子の一人は母と同じように高校の国語教諭に、娘は出版社に勤務し、もう一人の息子はカメラマンとして世界を飛び回ります。

子供達の独立後は願っていた通り、大雅と縁側で過去の交換日記を眺めながら思い出話に花を咲かせます。

大雅とは別の大学に進学した為、交換日記は高校卒業と共にやめてしまいます。その後就職後に二人で暮らし始めてからも仕事が忙しく、結婚後は育児も加わりそれどころではありませんでした。けれど子供達が巣立った今、どちらかが旅立つまで、また交換日記を始めようかと思う二人なのでした。

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すっかり寒くなりましたね。皆様どうかご自愛くださいませ。

2021年10月20日 希花 紀歩