secret 2

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そんな香織が珍しく、楽しそうに会話をしていた。 もちろん断ろうと思ったんだけど、意外に真面目そうで。弘樹さん」 そう言いながら、弘樹さんに視線を向ける香織に私もその方を見た。 一ゲーム終わったようで、二人がテーブルに戻って来るのがわかった。 「お待たせ」 弘樹さんの言葉に、香織も笑顔を向けた。 「どっちが勝ったんですか?」 「俺だよ」 香織の問いに弘樹さんも微笑み返す。 そんな二人は、楽しそうに二人で会話を始めた。 「徹夜明けだからだよ」 少し遅れて戻ってきた副社長は、言い訳のように言いながら一気にグラスの中のアルコールを流し込む。 「徹夜明けに大丈夫ですか? そんなに一気に飲んで」 私はつい昼間の延長で、そう声を掛けると副社長はジッと私を見た。 「なに? なんですか?」 至近距離で見つめられて、私はあたふたと言葉を発する。
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