secret 2

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徹夜をした俺に気をつかってくれたと思うのだが、本当に意外だった。 少し怒っているのか、照れ隠しなのか俺に何かをするのは慣れていない彼女らしく、言い方はぶっきらぼうだったが、そのお陰で徹夜明けでもなんとか仕事をこなせたし、自宅でシャワーも着替えもできた。 そしてあろうことか一日一食まともに食べればいい所を、昼食まできちんと取った。 新しい秘書の一面を見た気がした。 ぼんやりと、水川さんが出て行ったその扉を見ながら、そんな事を考えていると目の前でスマホが音を立てる。
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