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そういった架空の飲み会が増えて、いくら鈍感な私でも夫が不貞を働いていることに気が付いた。
まさか私が教育係をしていた後輩に手を出すなんて…。
後輩も後輩だ。よりにもよって先輩である私の夫に手を出さなくてもいいではないか。
私は夫が飲み会だと言う度に室井さんにそれを確認し、その度に室井さんは「飲み会の予定は無い」と答えた。
自分に何度も飲み会の確認をする私を室井さんは心配してくれた。
夫の不倫に気付いた私は何も手につかなくなっていた。
まず夫がそういう行為をしていたと思うと夫の下着を洗うことが出来ず、洗濯かごから出して捨て新しい下着と取り替えておいた。
あとは料理を作らなくなった。
夫は飲み会と称した不倫で夜いない時が多かったけど、いる時でもお惣菜を買って出すようになった。
不倫してる夫に弁当なんて作りたくなかったので作るのをやめた。
アイロンもかけたくなかったのでかけずにそのまま置いておいた。
そして夫と一緒のベッドに寝るのに耐えられなくて別々に寝るようになった。
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