もう暴言を吐かれるのは懲り懲りです

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 なんと言えばいいのか、言葉に出来ない屈辱。  あの電動ドライバーのセットは、たーにーから高校入学祝いでもらったものだ。高校入りたての俺にとって、電動ドライバーは手に届きにくい金額だ。お小遣い1ヶ月分だ。  それをあやも見ているし知っている。  彼女は分かっててやってるのだ。大切な物を無断で捨てることで、俺の心のダメージが大きくなることが。  あやと一緒にいれなかったという免罪符で、俺に嫌がらせをしている。  学業の成績はいいかもしれないが、やってることは小学生の女子――それより陰湿だと思う。  今思い出して顔色悪くなった。 「辛気臭いわねー! なんか話ない?」 「特にないよ」  
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