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華麗なる女の不倫(イモ姉ちゃん編)
ナオミは30歳代半ば、清掃屋に勤める色の黒い女だった。
独身女性で顔は色黒いがスタイルは良かった。
都内では雨漏りのするボロアパートに住みトイレはポットンだった。
ナオミは東北の出身、どんなわけがあるかわからない。
ある夜ナオミは夢を見た、それは純白のチュチュを身に付けたクラシックバレエの白鳥の湖のオーロラ姫の姿だった。
ああ私もそんな風になりたい。
そこに電話が。
おおナオミか。
あらタケオ。
いつまでそんなところにいるんだ。
わかんないよ、一体何よ。
ナオミが薄汚い生活とおさらばする話しだ。
どんな話しよ。
今日の夕方会えないカ。
いいけど着て行く服やスカートがないわ。
わかってるよ、俺が揃えてやるよパンティとブラジャーもまずはオレが探したお偉いさんには会うから仕事が終わったら風呂に入り髪もトリートメントするんだ。
わかったわ。
ナオミの仕事はほぼ午前中に終わりそのためか給料も安かった。
朝、仕事に出かける前にタケオから電話が入りそのタケオも詳細不明の男だった。
ナオミはとりあえず古い車だが頸乗用車を持っていた。
家賃、光熱費、食費、燃料代と生活維持費はぎりぎりで仕事仲間からは生活保護を受けるように勧められていた。
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