01:私と彼

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私がソファに座ると 彼はキッチンで入れた 温かいミルクティーを出してくれた。 『ミルクティー好きだろう?』 「ありがとうございます…」 カップを受け取り 一口飲むと体の力が少し抜けた。 彼が私の横に座る。 『俺でも知らないお前がいるみたいだな。 なぁ、聞いてもいいか?』 「…きっと重いですよ。泣いちゃうと思うし。 誰にも話した事ないんです。」 『大丈夫だ。俺が全部受け止めてやるよ。』 私の頭を撫でる彼。 初めて話してもいいのかな、と思った。 私は覚悟を決めてゆっくり話し出した。
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