02:過去のはなし

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私がトイレから戻ると 玲奈と2人組の男性が話をしている。 「玲奈、ただいま〜。 もしかして、ナンパ?」 『違うよ〜! こっちのチャラ男は地元の同級生で 向井優希(ムカイユウキ)。 こっちのイケメンは優希の大学の友達の 鷲尾圭介(ワシオケイスケ)くん。 2人は青大なんだよ〜』 と紹介してくれた。 『この美女は、 大学で友達になったさくら。』 「ちょっと玲奈、美女は余計だから! えーっと、優希くん…と圭介くん…ね! 青大なんだ!すごいね!」 青大は私の通う大学よりはるかに賢い。 話が盛り上がり みんなで一緒に花火を見ることになった。 これが私と圭介(ケイスケ)の出会いだった。 私は圭介の切れ長の二重にすらっと伸びた手足 ほぼ一目惚れだった。 クールな彼だが、話せば話す程 内面にも惹かれていく。 この日をきっかけに 2人でよく会うようになり距離を縮めていった。 そして圭介から告白され 私たちの交際は始まった。
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