285人が本棚に入れています
本棚に追加
広いレストランホールには
正装した男女がざっと50人ぐらいいて
立食パーティーのような雰囲気。
前方には高砂があり
遠くて顔は見えないが
白いドレスを着ている女性と
グレーのタキシードを着た男性が座っている。
「圭介…これって…」
どう見てもどう考えても
ウェディングパーティーだ。
『さくら、ついて来て。』
私の手を握り前方へ進んで行く彼。
私はこの状況を理解できないまま
素直に彼に着いていく。
高砂に座っている女性と目が合う。
『……ウソ……さくら…?』
彼女の目が大きく見開き瞳が揺れる。
最初のコメントを投稿しよう!