02:過去のはなし

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※※※ 1ヶ月程前、2人でお酒を飲んだ日の夜のこと。 圭介の家の近くにOpenしたBARが気になり 一緒に飲みに出かけた。 初めてのBARでテンションの上がった私たちは ついつい飲み過ぎてしまった。 『さくら、飲み過ぎな。 女の子なんだから気をつけろよ。』 不機嫌な彼。 私は酔ってふわふわ上機嫌で帰宅。 そのまま2人でお風呂に入る。 2人でシャワーを浴びながら自然と唇を合わせた。 アルコールの入った体はいつにも増して疼く。 圭介の舌が敏感になった胸を刺激していく。 指先は胸から下にさがっていき… ダメだと分かっていたが 私たちの酔った体はあっさり欲望に負けた。 ちょっとぐらい大丈夫だろうと… 初めてそのまま受け入れた。 背中越しに余裕のない圭介の声。 私の腰を掴む手に力が入る。 パンっパンっと体がぶつかり合う音が バスルームに響き渡る。 私のナカからカレの熱が抜けると 腰にあたたかいモノが放たれた。 力尽き息を切らす私。 圭介は動けなくなった私の体をキレイに洗ってタオルで包んだ。 「ありがとう…」 『ごめん、手加減できなかった。 さくらの酔った顔、エロすぎだから…』 意地悪な笑みを浮かべ言った彼。 私は恥ずかし過ぎてタオルで顔を隠す。 たぶん耳まで真っ赤だ。 そんな私を見て彼はため息をつく。 『さくら、オレ以外の前でお酒飲むの禁止な!』 しばらくお酒は控えようと思った夜だった。 ーーーー
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