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あれから両親とは会話もないまま
花火大会の日を迎えた。
妊娠が判ってからも悪阻はなく
体調もすごく良い。
浴衣を着て、髪をセットしいつもより丁寧にメイクして家を出た。
「玲奈!おまたせ。浴衣すごく似合ってる!」
『お、さくら!すっごく可愛いー!』
2人して褒め合い、なんだか照れてしまう。
『優希と圭介くんは先に場所取りしてくれてるって』
「じゃぁ、食べ物と飲み物は私たちで用意して合流しようか!」
私たちは両手いっぱいの食べ物を手に
2人が待つ場所に急いだ。
圭介に会うのは2週間ぶり。
2週間前の私とは違う。
少し緊張している、、、。
(ちゃんといつも通りにしなきゃ!)
今日で最後になる。
圭介に妊娠の事は話すつもりはない。
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