01:私と彼

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撫でてくれる手に安心して 徐々に呼吸が落ち着き やっと彼の顔を見ることができた。 『大丈夫か?』 「は、い。」 すごく混乱した。 もう5年も経つのに、、、。 "フラッシュバック"というやつだ。 私は彼に寄りかかっているのに気づき 慌てて立ち上がるが フラついてしまい、また彼に抱きしめられた。 『過呼吸だろ?、、、よくなるのか?』 私は首を横に振った。 涙が止まらず頬を伝う。 彼はタクシーを捕まえると 私を奥に押し込み一緒に乗車する。 『1人で帰すの心配だから、 今日は俺ん家にこい。』 私は黙ってうなずいた。
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