01:私と彼

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タクシーの中、沈黙が続く。 ほんの数十分がものすごく長く感じた。 彼はマンションに着くと オートロックを解除して エレベーターに乗り込む。 私は彼の後ろを静かについて行った。 彼の部屋に着き、玄関で立ち止まる。 (私、本当に入っていいのかな、、、) 彼との関係が変わってしまいそうで 怖かった。 そんな私を見て 彼はそっと手を差し出して、、、 『おいで。』 私は導かれるように彼の手を掴み 部屋の中に入った。
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