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 その後、俺は次代王となり、先代王のロゼウスと共に新しい国を築いた。  そこまでの険しい道のりは、また別の話となるが、あれから数年後の、ある平和な一日をロゼウスと過ごしていた。 「ろ、ぜうす……まっ」 「待たない。今日くらいは執務をやめろ」 「とか、言われても……っ、ン、む」  机で大事な書類を書いていたのに、ロゼウスは強引にペンを奪い取ると、俺の唇を舌で舐め、歯列を割って口腔に舌を潜り込ませていた。 「あ、ぁ、ンぅ」  俺が最後の書類の山が崩れてくるのを気にしていると、それに気づいたのか、ロゼウスは俺の体を抱き上げてベッドに運んだ。 「ろ、ぜうす、ろぜうす……っ」  舌っ足らずに呼んで首に手を回せば、獣人化したロゼウスの手が俺の服を剥ぎ取り、下から現れた胸の飾りを摘み上げる。 「っ、ん」  肩を跳ねさせると、ロゼウスはその反応に満足したのか、ふっと笑いながら下肢に手を伸ばしてきた。 「もう、とろとろだな。お前も期待していたんじゃないか?」 「えっ、う、そ」  まだ触れられてもなかったのに、と思うものの、ロゼウスの言う通り、下肢からは既に固く勃ち上がった屹立が顔を覗かせており、先の方からは先走りが出始めていた。 「これなら、後ろを解すのも容易いだろうな?」 「あっ、や、ぁっ」  反射的に止めようとするも、力はあまり出ずに、ただロゼウスの腕に手を添えるだけになる。  その間にもロゼウスは巧みに後ろを解し、気がつけば背後から自身を沈められていた。 「お前の中、喜んでいるみたいだな」 「あっ、ぁあっ」  ロゼウスが、俺の中へ自身を穿ちながら、あの時の銃痕を大きな舌で舐める。 「っ、……」  そこはなぜかあれ以来、俺の性感帯になってしまったようで、弄られると弱かった。 「また固くなったな」 「だっ、て……」  ロゼウスの手が前の方へ回り、俺の屹立を揉み込む。  その悲鳴を上げそうになるほどの快感に息を乱しながらも、ふっと湧き上がった疑問を口にする。 「ロゼウス、今さらかもしれないけど」 「うん?」  ロゼウスは手を止めずに、俺の屹立を扱き上げながら返事をする。 「ん、……な、んで、ロゼウス、は獣人、に……?」  何とか質問を口にすれば、ロゼウスはぴたりと動きを止め、答えた。 「たぶん、親殺しの罪で呪われたんだろう」 「え、……」 「だが、きっともう少ししたら人間に戻れる。何となくそんな気がするんだ」  かなり気になる発言をされ、意識がそちらへ向きかけたが、再び激しく腰を打ちつけられ始めて何も考えられなくなった。  きっと、ロゼウスの人間の姿を見られる日も近い。 END
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