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♯29
「なにを考えているんだよ……」
ボクは、なんとか説得しようと試みた。
「フッフフ……!! なにが」
小悪魔のように微笑んではぐらかした。
「なにがッてェ……! 誤魔化すなよ!!
アランが、進路志望の欄に書いたンだろう!!」
またボクは、さっきのことを蒸し返した。
「フッフフ……、なんか書いた? 私ィ!」
それでもなお、とぼけるつもりなのか。
「ぬうゥ……、とんでもないコトをッ!!
書いたクセに!!」
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