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第一話
「ここは、どこだろう?」
目が覚めると、見知らぬ部屋に立っていた。その部屋には、自分以外にも2人、人がいた。
自分と同じ高校生くらいの男性と女性だった。
「もう、一人来たのか......」
男性はこっちに気づいて、そう呟いた。男性がそう呟いた事によって、女性がやっとこちらに気づいた。
俺は、二人に近づいて話しかけてみた。
「あの、お二人も気づいたらここにいたんですか?」
二人にそう聞いた。
「あぁ、俺は気づいたらこの部屋の真ん中に立っていて次にこの零ちゃんがきた」
男子はそう言って、零と言われた女性の方に向いた。
「気安く、零ちゃんって呼ばないでください。誠さん」
零さんは誠さんの言葉をそっけなく返した。
「冷たいなぁー。そいえば、君の名前は?」
誠さんが僕の名前を聞いてきた。
「僕は、水樹宗近。よろしくね」
俺はそう言って、手を差し出した。
「俺は、海道誠よろしくな。気安く海道って呼んでくれ」
海道は差し出した手を強く握ってくれた。
「私も一応....。私は、石川零....石川って呼んで」
石川さんは二人がやったからしょうがなくといった感じで自己紹介してくれた。
そんな話をしていると、部屋の奥の扉が開いた。
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