一緒に働く仲間と私

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きっとみんなが歩夢君の天使みたいな笑顔に支えられて元気をもらってる。 新人1年目なのにすごいなって感心するよ。 だけど、いつも人のことばかり気にかけてたら歩夢君が疲れてしまわないか心配。 『ありがとう。でも全然大丈夫だよ。本当に私、歩夢君に心配かけちゃってダメな先輩だよね。もっとしっかりしなきゃね』 白川先生に言われて落ち込んでるせいか、つい後輩の前でこんなネガティブな言葉が出てしまった。 『何言ってるんですか!藍花さんはしっかり頑張ってますよ。いつも見てて思います。患者さんの目線に立って考えたり話したりしてるなって。誰にでも細かく気配りも出来るし、優しいし、僕はそんな藍花さんからいっぱい学んでます。本当に尊敬してるんです。それに…』 勢いよく話してくれてた歩夢君の言葉が急に止まった。 『歩夢君…?』
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