2人の未来への1歩

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『もっと声出していいよ。藍花の思い通りにしてやるから』 思い通りなんて… 違うよ。 こんないやらしいこと、私は望んでない… って、本当に? 私はこれを望んでないの? ううん、本当は…この最高の快感がたまらないんだよね? もっともっとしてほしいんでしょ? 私は、悩める心に問いかける。 どっちが本来の自分なのかって。 『もっと…して。お願い蒼真さん…』 気がつけば、そんな恥ずかしいセリフを発していた。 これが…私の本性? だとしたら、私… 確実にあなたにしつけられてこうなったんだよ。 ごく控えめだった私の中から、恐ろしい程淫らな部分を蒼真さんが引き出したんだ。 1から10まで全部、あなたに調教されて… 私は女としてのこの上ない喜びをたくさん知ってしまった。 不思議だよ… もう私、以前のつまらない自分には二度と戻りたくないって…そう心で叫んでた。
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