幸せな時間と永遠の誓い

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幸せな時間と永遠の誓い

最高の秋日和。 やっぱりこの季節が1番好き。 小学校1年生になった蒼太を連れて、久しぶりのグランピングにやってきた。 川沿いの美しい紅葉が見れる素晴らしいロケーションの中、私達はバーベキューを楽しんでいた。 『蒼太!危ないから気をつけてね』 『はーい!大丈夫だよ』 目の前の浅瀬の川。 石を並べて遊んでいる。 『蒼太、楽しんでるな』 『そうですね。今日は来れて良かったです』 『すまないな、なかなか時間が取れなくて』 蒼真さんが申し訳なさそうに言った。 『そんなこと気にしないで下さい。蒼真さんには大切なお仕事があります。休みの日だって勉強もしなくちゃいけないし。体…ちょっと心配です』 結構無理してるから、最近は特に。 『体は大丈夫だ。医師もちゃんと人間ドックを受けてるから心配しなくていい』 『…はい』 そうは言っても心配だけど… 『たまにこうして藍花と蒼太といられるだけで、リフレッシュできてるから』
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