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『わ、わかりました…』
『いい子だ。じゃあ、呼んでみて』
また私を見つめる白川先生。
綺麗な瞳…
吸い込まれそうだよ。
どうしよう、鼓動がまた激しくなる。
でも呼ばなきゃ…
『…そ、そ…』
ダメだ、言えない。
こんな恥ずかしい思い、初めてかも。
絶対、赤面してる。
『どうした?早く言ってくれないか。俺は藍花に、蒼真って呼んで欲しい』
もう、言うしかないよ。
『…そ、蒼真さん』
先生の言葉につられ、意を決して何とか言えた。
なのにすぐ、
『ダメだ、やり直し。俺を見て』
って、ダメ出しが。
そんな…目をつぶってたから言えたのに。
『でも…』
『言い訳はいい。早く』
もう諦めるしかないんだよね。
『蒼真さん』
その自信のない呼び方が、周りの静けさの中で恥ずかしく浮き上がった。
顔から火が吹き出しそうだ。
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