16人が本棚に入れています
本棚に追加
/31ページ
「楓のお迎えなんだ。あいつ、今、保育園に行ってもすぐに帰ってしまうんだ。
だから俺が迎えをすることになったんだ」
「そうか、なるほどな。
お前んちさぁ、下が生まれたり、優真も家庭教師が始まったりで寂しいんだろうな・・・楓ちゃん」
「多分な」
学校を終えて、保育園に向かう。
「すみません。曽根田楓を迎えに来ました」
『楓ちゃん、お迎えよ』と保育士さんが呼んでくれた。
フー・・・ちゃんといた。
「おにいちゃーん」
保育園カバンを持って出て来た。
最初のコメントを投稿しよう!