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もしもこの世に神様が居るのなら、これも与えられた罰の一つなのだろうか。愛しい人間が目の前にいるのに抱く事が出来ない。愛のないセックスなんて腐るほどしてきた。女を抱くなんて目を瞑ってだって出来る。おっ立てたモノを出し入れするだけ。それは男の中だって変わらない。
なにに怯えているのか。
今すぐに服を脱がして、あの頃より日に焼けて肉付きの良くなった体にむしゃぶり付きたい。
胸の膨らみを手を開いて包み込む。指先で、手のひらで柔らかく敏感な場所を把持して、敏感で切なく硬くさせた先端を舌先で舐める。
舌を柔らかく広げて、ねっとりと……舌先を硬くして弄ぶように……唇で吸い付いて、舌で転がす。
また唇にキスをする。息が上がり、体をよがらせる。瞳はどうにか自分の姿を見ながらも、また快楽に目を閉じる。
その姿を見るとまた下半身は熱くなり、指先はさらに下に。胸の膨らみを通り越して、さらに熱を持つ場所へ。まだ辿り着く前に指先が触れる度に体を敏感に反応させる。
甘い声と吐息が興奮を煽り、蜜で溢れた場所に手を伸ばす。柔らかく湿った敏感な所を優しく中指で撫でる。少し戸惑いを見せる声と、反応する体。
ここまで来ると悪戯心が一気に芽生える。澄ました顔が歪む。気取る余裕も無い程に、目をぎゅっと瞑り、頬を上げ体を捩らせる。口は開き、体の熱を上げる。恥じらいと快感が共存し始める。
きつく閉じられた場所を開いていく。
指の数を増やし、徐々に慣らす。そして自分の舌を這わせ、執拗に音を立てる。
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