駅前のコンビニには殺し屋が集まる

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 もちろんボクには殺し屋の知り合いなんていないから、 どういうタイプの人が殺し屋なのかなんてわからないけど、 彼女が殺し屋であるという結論になった。  先ほどだけではない、コンビニエンスストアというサービスの性質上、 厄介なお客さんというのは一定数いる。 しかし彼女はアルバイトとして入ってきたときから、そんな厄介なお客さんの接客時も笑顔を絶やさず、丁寧で柔らかい物腰で対応している。 そんなことが出来るのは、彼女に余裕と自信があるからだ。  『お前みたいな雑魚は、いつでもすぐに殺せる。』 そういう圧倒的な強者であるから、あのような笑顔で静かにしていられるんだ。まちがいない。  しかし、彼女のような若くて綺麗な女の子が殺し屋にならなければいけなかった事情とは何なんだろう?  いや、きっと人に言いたくないだろう。これ以上スズカワさんの詮索をするのはやめにした。一歩間違えばボクもターゲットになってしまう。
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