道産子で良かった~と思った日です

4/5
前へ
/943ページ
次へ
大和和紀さまは札幌市出身。山岸涼子さまは生まれは違うんですけど、札幌の学校を卒業されています。 山岸涼子さまの高校には忠津陽子さまもおられたそうで、すごすぎですよね…… 知り合ったお二人は手塚治虫先生に原稿を見せるチャンスを得て、批評も受けてます(やっぱり、すごい方はデビュー前からすごいです)。 大和和紀さまは、すぐにデビューできると言っていただけたそうで、実際、すぐに商業誌デビューしています。 山岸涼子さまは、もう少しかかるかな、と言われたそうです。数年後のデビューでしたので、手塚先生の(おっしゃ)ったとおりだったわけです。 そして、会場を進みますと、生原稿が! ベタ(黒く塗った個所)は、筆の勢いが残っていますし、セリフの活字の部分が別紙で貼られていたりと、実際の原稿はこうなんだと、見入ってしまいましたね。 『あさきゆめみし』は、源氏物語の山場に入る部分の連載箇所が。『日出処の天子』は、作品の重要な部分がそれぞれ順番に展示されてましたので、ああ、あの場面は、こういう苦労があって発表されるんだ、と感じました。 貴重な生原稿を直接見ることができて、幸せだな……でした。当時は手描きでしたので、修正の後も残ってるんです。
/943ページ

最初のコメントを投稿しよう!

142人が本棚に入れています
本棚に追加