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大和和紀さまは札幌市出身。山岸涼子さまは生まれは違うんですけど、札幌の学校を卒業されています。
山岸涼子さまの高校には忠津陽子さまもおられたそうで、すごすぎですよね……
知り合ったお二人は手塚治虫先生に原稿を見せるチャンスを得て、批評も受けてます(やっぱり、すごい方はデビュー前からすごいです)。
大和和紀さまは、すぐにデビューできると言っていただけたそうで、実際、すぐに商業誌デビューしています。
山岸涼子さまは、もう少しかかるかな、と言われたそうです。数年後のデビューでしたので、手塚先生の仰ったとおりだったわけです。
そして、会場を進みますと、生原稿が!
ベタ(黒く塗った個所)は、筆の勢いが残っていますし、セリフの活字の部分が別紙で貼られていたりと、実際の原稿はこうなんだと、見入ってしまいましたね。
『あさきゆめみし』は、源氏物語の山場に入る部分の連載箇所が。『日出処の天子』は、作品の重要な部分がそれぞれ順番に展示されてましたので、ああ、あの場面は、こういう苦労があって発表されるんだ、と感じました。
貴重な生原稿を直接見ることができて、幸せだな……でした。当時は手描きでしたので、修正の後も残ってるんです。
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