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修道士の方が ドアを 開けて下さった [ 助けて下さい。] [ こんな 雪の日に 可哀想に。] 部屋の中に ストーブが あって 暖かい もうひとりの 修道士の方が タオルで 振り積もった雪を 払って 下さった 部屋の中には 小学生たちが 二十人位いた [ まず お風呂に 入りなさい ] 丸い 大きな湯船に 浸かった [ 何日ぶりだろう お風呂は、、] お風呂から 上がると 豚汁に 生姜焼で ご飯を二膳食べた 僕は 自分のことを 話すと [ 僕も同じ~ ] そういう子が 何人もいた パジャマを 用意して下さった 皆で お布団を敷いて 寝た [ 僕も 君と同じだよ ] 隣に 寝ている子が 言った 何日ぶりだろう この安らぎは、、 僕は 泣きながら 眠った 雪が 僕を 導いてくれた 安らぎのある 所に、、
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