汚れアイ 22

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汚れアイ 22

22 しょんぼり俯くと、燕さんは俺を横抱きに軽々と抱き上げた。 「ぅわあっ!あっぶないよっ!おっ!降ろしてっ!何っ!?」 足をバタつかせてもびくともしない。スーツの下の引き締まった筋肉が俺を降ろすはずも無かった。 ブラウンの扉が開かれ、その先には大きなベッドが見える。 「つっ!燕さんっ!?ちょっ!仕事だろっ!ねぇっ!聞いてる?!」 燕さんは一切を無視して、俺をベッドに放り投げる。 スーツを脱いで、ネクタイを引き抜くと、それで俺の両手首を頭の上で縛り上げた。 自由の利かなくなった身体で抵抗すると、俺は顔に火がついたように真っ赤になった。 「し…信じらんない…もう…ヤダァ…」 俺は半べそをかきながら両足を寄せて股の中心で勃起してしまった熱を隠した。 「ぃ、痛かったか?」 燕さんは予想外の展開だったようで、少し焦ってた。 俺だって焦った。 まさか、シーツから香る燕さんの良い匂いを嗅いだ瞬間に勃起したんだ。 泣きたくもなるよ!こんな!もう…無理じゃん、俺…シーツの香りで勃つなんて聞いてない!! 「ちがっ…ぅゔ……もぅ…俺をっ!こんなにしてっ…離れるなんて出来ないじゃんっ!シーツの匂い嗅いで勃つなんてっ!!変態だよ!変態レベルに好き過ぎるの俺じゃんっ!ウッ…ぅゔ…酷いよ…こんなっ…こんなに…好きなんてっ…」 泣きじゃくりながら燕さんに文句を言う俺は情けなかった。恥ずかしかった。 だけど、この人に何を隠しても無駄だと感じていた。 燕さんが俺に覆い被さる。 耳元で、唸り声。 「ぅゔ〜っっ…おまえさぁ…そういうフルスイング急にすんなよなぁ…場外ホームランだろバカ…」 「好きだよぉ…ウッ…グズっ…好きだよぉ」 泣きじゃくりながら、盛大に告白した。 あなたが欲しい。 俺は 間違ってますか?
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