加須の場合

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浴衣だからこんなにも簡単に俺に翻弄される。 簡単に脱がされて、上も下も無防備にさらけ出して、鳴いて、乱れる。 彼女は体をのけぞらせて、その突起を俺に見せつける。 たまらずにその突起に歯を立てる。 「ああぁん…!」 顔はゆがんで悲痛な声を上がるのに、 あそこは締まって雫は溢れ出す。 洋服では見られないその非日常に、 初めての時より興奮している自分が恥ずかしい。 でも腰は止められない。 「あ、もう、そんなにイケない…」 短時間に何度も登りつめている彼女も、 きっといつもと違って、かなりのだろう。 なんどゴムを替えたのか、分からないほどお互い乱れまくったあと。 汗だくの体を彼女の上に預け、彼女はそんな俺の体を優しく包んだ。 「ねぇ、いつもより良かった?」 そう耳元で囁かれ、こくりと頷く。 「ふふ、私も」 肩口に彼女の唇か触れる。 そのまま強く、俺の肌にしるしをつける。 「痛いよ」 さっき彼女のをかんだくせに、俺は勝手だな。 そう思いながら彼女のつけた痕を確認する。 彼女も俺につけたしるしをそっと指でなぞった。 散らばった浴衣がその肩越しに見えた。
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