~そして少女達は出会う~

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病室に入ると、既に出産は終わったようで、夫人が赤子を抱き上げ、愛でているところでした。 「あら、来てくれたのですね、ありがとう♪…おや、シルヴィアは?」 シルヴィアと言うのは皇様のお母様、白百合 シルヴィア様のことです。 「只今入院の手続きをなさっておいでです。」 「そうですか…あら。」 ──夫人の視線を追うと、そこには初めて見る赤ん坊に目を輝かせる皇様のお姿が。 「はゎぁあ…♪」
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