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…お空を、見てたの。
どこまでも広くて青くて、まぶしい…空を。
…こんなにお空が大きいと、自分がなんだかとても小さくて、どこにいるのか、なんのためにいるのか、わからなくなってきちゃう。
…なんて、お空に悪いかな…?
でも、そんなことを考えちゃうのも仕方ないかなって思えた。
だって、わたしの人生はもう決められていて…それがとっても大変で。しかも、「人のため」「世界のため」なんて…。
もう、自分はなんなんだろって。…わたしはこれからどう生きれば良いの?と問いかけるように、また空を見る。
世界のため、人のため。──すばらしいことだと思う。そうあれたらどんなに良かったか。…現実のわたしはこんなにちっぽけで、何も出来やしない。これまでも。─そしてきっとこれからも…。
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