プロローグ~独白

7/9
前へ
/135ページ
次へ
「はぅ…。」 思わずため息が出ちゃう。 日差しが強くなってきたから、影の方へ目線を落とす。 と、テラスに雅が入ってくるのが見えた。 「皇様、こちらにいらっしゃいましたか…お部屋にいらっしゃらなかったので心配致しました。」 雅。菊花 雅(きくはな みやび)。 わたし専属のメイドさんってところかな? 基本身の回りのことはなんでもしてもらっちゃってる。 歳はこれでもわたしの一個上。ぁう、自信なくすぅ…。
/135ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加