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ほっと一息ついていると雅が話を切り出してくる。
「ところで皇様?お勉強の方は終えられたのですか?」
ぁう。痛いところを。
「ぅー。わかってるよ~」
テーブルに突っ伏す。頬に当たったグラスがひんやりして気持ちいい。
「皇様、お行儀が悪いですよ?それから言葉遣いも崩れています。」
「…ぅー。わかりましたょー。」
…気は進まないけど。おべんきょーに戻るべく立ち上がって姿勢を直すと、雅がまたにっこりと目を細めた。
──何だかグラスに入った紅茶の色が雅を思わせて、飲むのが少し勿体なく感じた。
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