5センチの恋

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しかし、時は、移り変わり、そのような輩は、いなくなりました。 秋月のお屋敷をお守りするのが、私の一生の勤めと、肝に銘じて、秋月家のご当主にお仕えしてまいりました。 二百年後……。 時は、令和、という時代なのだそうです。 侍は、私の他、いなくなりました。 私は、最後の侍なのでしょう。 その私が、新しくお仕えする第十八代目の秋月家ご当主が、秋月沙穂さまでございます。
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